ヤリスクロスの試乗動画は、何故この５つが人気なのか？

2020年7月、トヨタ ヤリスクロスのプロトタイプ試乗会が、千葉県の袖ヶ浦フォレストレースウェイにて開催されました。当日は、招待された関係各メディアやモータージャーナリスト、自動車系ユーチューバーなどが集まったようです。

はじめは「clicccar TV」から、ウナ丼氏による新型ヤリスクロスの車両紹介と試乗解説の動画です。ヤリスクロスは、ヤリスをベースに作られたそうですが外板部分の共通パーツは無いのだそうです。また、最低地上高はベース車のヤリスに比べて30㎜もアップしているそうです。

サーキットコースでの試乗は、8:46～からはじまります。1.5ガソリンのFF車と1.5ハイブリッドZのE-Fourの2車種について、それぞれ運転しながらドライビングフィールがレポートされていました。

次は「StartYourEnginesX」の清水和夫氏による、ヤリスクロス3車種の試乗です。1台目は、1.5ハイブリッドのFF車に乗りながら「重量が重くて車高は高いがハンドリングは悪くない、乗り心地がいい」と話しています。

1.5ガソリンのFF車では「ハイブリッドよりもエンジン車（ハイブリッドなし）の方がハンドリングがいい、車好きはこっちだな…おれはこっち」とコメントされていました。最後に1.5ハイブリッドのE-Four車に試乗して「雪道行ったり、スキーに行ったりする人は、絶対ハイブリッドのE-Fourがいい」ということでした。

続いて島下泰久氏の試乗では、1.5ハイブリッドZ E-Fourに乗りながらの話のなかで「このセグメントクラスは圧倒的に前輪駆動（FF）が多くなってきている」ということでした。ライバル車に少なくなった「4WD」が設定されるヤリスクロスは「強力な武器になる」とコメントされていました。また、ダウンヒルアシストコントロールなど、4WDならではの本格的な装備も充実しているようです。

予防安全パッケージ「Toyota safety sense」と共に「アドバンスドパーク（駐車アシスト機能）」も搭載されるとのことで、使いやすそうでした。

こちらは、河口まなぶ氏のヤリスクロスの試乗です。1.5ガソリンFF車に試乗されてのコメントは「軽快な感じがあり、非常にきびきびした感じがある、しっかり踏ん張ってくれる」とハンドリングを高く評価していました。

1.5ハイブリッドZ E-Four車の試乗では、ハイブリッド＋4WDによる重量増の影響もあるようです。少し気になるポイントだと思いました。

最後は、五味やすたか氏の試乗レポートです。五味氏の試乗解説では、ヤリスクロスのサーキット試乗から、車体とサスペンションの剛性感とドライビングフィールについて、より掘り下げて解説されています。

動画の後半では特にフロント周りの剛性感の良さを高く評価しており、ハンドルの応答性の高さについて「コントロールしやすい」といっています。ステアリング（ハンドル）のレインフォースメントとボディの結合について触れており、ヤリスクロスのコントロール性について、より深く解説していると思いました。

5つの動画では、それぞれレポートをする人によって好みの分かれるところなどがあり、見比べてみるとより面白さが増してきました。ヤリスクロスに対して共通する評価では、ハンドリングの確かさとコントロール性の高さを上げているレポートが多いと感じました。総じてガソリンFF車には軽快感があり、ハイブリッドE-Four車（4WD）には、乗り心地の良さを感じられるようでした。