ミニバンの人気車種10選！試乗動画とその解説

日本車独自の工夫やサイズ感のミニバンには、各社さまざまな特徴を持たせた車がそろっています。ここに紹介する10車種は、どれも人気車でどれが良いのか選ぶのにも迷います。

シエンタの試乗動画は、普段、スズキソリオを使っている一般ドライバーによるレポートです。試乗しているシエンタはハイブリッド車ですが、一般道での加速時のエンジン音はやや大きいようです。ただし、EVモードでの走行は静かで、ハンドルも軽く、ブレーキタッチもちょっと踏むだけで良く効き、ペダルの遊びも少ないそうで、良い印象です。

60km/hぐらいの速度で走る分には、とても快適そうです。遅いということは無いようですが「もっさり」とした加速感はあるようです。普段乗っているソリオよりも乗り心地は良いとのことでした。シエンタは、ミニバンながら運転が楽しめる印象でした。

フリードを実際に購入した動画主さんの動画です。グレードは、ハイブリッド車の4WDで、撮影時点で走行距離が4,000㎞、オイル交換を済ませて、今回が初めてのアクセル全開走行になるそうで、100km/hまでの加速を高速道路で試しています。

動画では、1:50～ぐらいからアクセル全開にして、100km/hに達したところで「あっ、速いね！」とコメントされており、思ったより速くストレスのない加速をするようでした。ロードノイズや風切り音は、標準的な範囲なので会話にも支障なく、静粛性もまずまずのようです。直進性はバッチリで、足もフワフワした感じはしないそうです。高速道路の「100km/h ペース」で走る瞬間燃費は、17～18km/Lくらいとのことです。フリード+HYBRIDは、高速走行も安定しているようでした。

セレナの試乗は、雪道走行の動画を見てみます。試乗車は、2WDのe-POWERです。2019年8月にマイナーチェンジを受けたモデルで、動画では、プロパイロットなど、安全装備充実の紹介と解説がされています。

e-POWERはFFモデルですが、雪道の走行でもモーター制御によるなめらかさがあって、不安感はないようでした。また、バッテリーシステムや補強などによる、1800㎏近い（1,760㎏）車重により、車体の落ち着きが増して乗り味は良い印象だそうです。また、窓が大きくて視界が良く、2列目からの開放感も良さそうでした。

車系ユーチューバーによる「ヴォクシー煌」の試乗動画で、走りや乗り心地の検証をされています。動画冒頭の0:33～1:40まで、ワインディングロード走行による、エンジン音やロードノイズのサンプリングがあり、ナレーションなしでじっくり音を聞くことができます。

ミニバンの名称の由来の解説（米国フルサイズのバンに対して、ミニという意味）から、米国のミニバンよりも日本のミニバンの乗り心地が優秀であることなどが、少し急ぎ足で解説されています。

ヴォクシーは、ライバル車のセレナよりも乗り心地のざらつき感が気になるようでした。また、ハンドリングやロール特性に不安を感じる場面があるようで、ステアリングとダンパーのセッティングは「日産の方が1枚上手」というコメントをされていたのが印象的な動画でした。

アルファード エグゼクティブラウンジ ハイブリッド4WD車の試乗動画です。この車に搭載されたモーターのトルクは、フロントだけで270Nmもあり、リヤにも139Nmのモーターがあるので、動力性能に不足は無いそうです。アルファードを快適性だけで見れば安いそうで「1000万円でも安いくらい」の装備感・質感があるとのことです。

また、ハイブリッドのE-Fourなので、前後輪へのトルクのかかり方による上下の姿勢変化が少なく、静かに走り出せるそうです。また、すべての窓に合わせガラスが使われていて、静粛性が上がっているようです。極上の乗り味で「後席に乗るなら欲しい」とのことでした。最高のVIPカーという印象でした。

こちらの試乗動画では「ノア ハイブリッド」の走りや乗り心地の検証があります。一般ドライバー目線での解説や、以前所有していたガソリンモデル、現在所有のCX-8との比較もあるので、購入予定者の参考になりそうです。

まず、クリアランスソナーが前後に装備されていて、運転が苦手な人にとても便利だと思いました。乗り心地はまずまずで、フワフワ感が少ないようでした。ただし、運転席から後ろが長いので、運転には多少慣れが必要な印象です。高速道路の合流時の加速では特に不足は無いようでした。車の形状からか風切り音が多いこと、ふらつくことがあるようです。

「ミニバン（ノア）のリセールバリューは高い！」そうです。左側サイドミラーの下部分約4分の1が湾曲していて下の方まで見やすく、駐車がしやすいようでした。

このステップワゴンの試乗車は、2モーターのハイブリッド「e:HEV」と紹介されていました。動画の中盤までは、エクステリア・インテリアのレビューなので、試乗は10:22～ぐらいからはじまります。

ステップワゴンを選ぶ際、価格は高いのですが、上位グレードのパフォーマンスダンパー装備車のハンドリングが、とても良いそうです。残念ながら燃費は、ハイブリッドでも、トヨタ系のハイブリッドほど伸びていかないようでした。運転しやすさは、ノア・ヴォクシー系よりもいいそうで、ハンドリングやロール感が良い印象とのことでした。

「ノア・ヴォクシー」の兄弟車、エスクァイアのロードインプレッションのほか、キャンプ、車中泊の利用想定の検証をする動画です。中盤まではエクステリア・インテリアのレビュー動画になっており、試乗は、5:23～ぐらいからはじまります。

走り出し直後の印象では、荒れた路面の乗り心地も良いそうで、ブレーキのタッチも良い感じだそうです。加速感も申し分なく、シートの座り心地も良いそうで疲れにくそうでした。

映像からも視界が広くて解放感のあることがわかりました。また、高速道路走行時の足回りの動きや、ロール感にも不安はなく、100km/hでのエンジン回転数は1,600rpm～2,000rpm以下と、余裕がありそうです。「普通にイイ」感じのミニバンという印象でした。

トヨタヴェルファイアの3.5リッターV6エンジン+8段ATを採用したニューモデルの試乗動画です。試乗のはじめに触れているように、大パワー301馬力の使いにくさはなく、発進からなめらかな8ATのコントロールにより、スムーズな加速感が得られるようです。運転席からの視界が広くて見やすく、標識読み取り機能など、安全支援システムの性能も向上しているようです。

動画では、高速道路走行時の乗り味やハンドリングの印象、安全装備（第2世代トヨタセーフティセンスによる）ステアリングアシストなどの詳細な解説もあり、ヴェルファイアをわかりやすく説明されている動画だと思いました。

ホンダオデッセイのHVモデルの試乗です。この動画では、ホンダセンシングによる速度コントロールのなめらかさが、わかりやすい印象でした。説明の中で気になったのは、車線内をわずかにジグザグに走るようで（ゆっくりと）、もう少しセンターをしっかり走る性能が欲しいという部分です。高速走行ではストレスになると思うので、改善してほしいと感じました。

試乗中に走行している「小田原厚木道路」は路面状態が粗く、ドタバタ感、コツコツ感が出るようです。このオデッセイの試乗車は、60～70km/hの乗り心地が少し苦手な感じがするようです。動画の最後で説明されていた「ドアが低いところから開くので、道路わきの縁石にぶつかる可能性もある」ということ、細かいことですが気遣いのある試乗レポートだと思いました。

一口にミニバンといっても各社の特徴に大きな違いがあって、自分に合いそうな車と、そうでない車があるようでした。

試乗動画を見た感じだけではつかみきれないので、気になった車は試乗がおすすめです。レンタカーやカーシェアで借りて、少し長く乗ってみるのも良いかもしれません。