自動ブレーキの性能を5社を対象に動画で比較してみた!

2021年11月以降の国産の新型乗用車に装着が義務付けられる予定の「衝突被害軽減ブレーキ」いわゆる自動ブレーキについて、自動車メーカー各社の性能などを示す動画を集めてみました。

2015年ごろは、各社の自動ブレーキ性能に大きな差があり、また搭載車も限られていましたが、現在は、登録乗用車をはじめ、多くの軽自動車にも搭載されてきました。動画を見ながら比較してみましょう。

トヨタ プリウス 自動ブレーキとアクセル踏み間違い事故防止の技術

ホンダの安全運転支援システムHonda SENSING

【ノート】JNCAP予防安全性能評価試験:被害軽減ブレーキ、踏み間違い、車線逸脱

【マツダ 新型CX-8 vs CX-5】自動ブレーキ どっちが優秀!?

SUBARU XV:アイサイト[衝突の回避を目指した機能]

トヨタ プリウス 自動ブレーキとアクセル踏み間違い事故防止の技術

最初は、トヨタ自動車の「トヨタ セーフティ センス」から、自動ブレーキ(プリクラッシュセーフティ)を見てみましょう。説明の冒頭から「自動ブレーキ」と呼ぶことによる誤解を説いています。

非常にまぎらわしいのですが、自動ブレーキは正式名称で「衝突被害軽減ブレーキ」となり、緊急時の警報後に最終手段として車がブレーキをかけるもので、通常の運転中に自動でブレーキをかけるものではありません。動画では、走行実験も行っているので参考に見てみましょう。

ホンダの安全運転支援システムHonda SENSING

2本目の動画はホンダの「ホンダ センシング」による、衝突軽減ブレーキ(CMBS)を解説がある動画です。ホンダセンシングには、その他の運転者支援機能もあるので合わせてご覧下さい。

ホンダセンシングでは、車両だけではなく歩行者も検知して、3段階のステップで事故回避・被害軽減のため作動します。ブレーキはいきなり効くのではなく、最初に音とディスプレイに警告し注意喚起します。次の段階で軽いブレーキ介入があり、衝突の恐れがあれば強いブレーキがかかりサポートします。 わかりやすい映像なのでおすすめです。

【ノート】JNCAP予防安全性能評価試験:被害軽減ブレーキ、踏み間違い、車線逸脱

3番目の動画は、自動車アセスメント(JNCAP)の予防安全性能評価を車両提供した日産自動車が再編集した動画です。衝突被害軽減ブレーキの動作検証実験が、第3者機関にてどのように実施されているかもよくわかります。

この実験を見ると、以前に実施されたテストや他車のテスト動画と比べて、歩行者検知が改善されたのか、かなり手前で余裕をもって止まっていることがわかります。自動運転のプロパイロットの技術がここにも生かされているようですね。

【マツダ 新型CX-8 vs CX-5】自動ブレーキ どっちが優秀!?

4番目の動画は、近年性能向上が著しいマツダSUV「CX-8・CX-5」の衝突被害軽減ブレーキの性能をまとめた内容です。実際2つの車両は、CX-8が満点、CX-5は満点からわずか0.5ポイントマイナスのほぼ満点評価でした。

2車種共に、緊急時の事故回避能力が高い「自動ブレーキ」といっても良いでしょう。動画のタイトルは、CX-8 VS CX-5となっておりますが、甲乙つけがたい評価結果となりとても優秀な結果でした。

SUBARU XV:アイサイト[衝突の回避を目指した機能]

最後は、スバル「アイサイト」の、プリクラッシュブレーキを映像で詳しく解説した動画です。スバルアイサイトは、搭載当初より、他社と異なる独自のシステム(※)を持っています。

このシステムは、スバルと日立製作所・日立オートモティブシステムズとの共同開発により、独自のステレオカメラ方式を採用した、とても高性能なシステムです。現在は、他メーカーにも技術供与がなされており、いくつかの車両がアイサイトに準じた自動ブレーキを搭載しています。

まとめ

かつては、スバルがリードしていた感もある自動ブレーキの技術ですが、現在各社の差は、拮抗しているようです。近年は、日産・マツダ・ホンダの性能向上も著しく、予防安全性能試験において満点を獲得する車も出てきました。

こうした技術が競争になり、各社の車が安全になるのは良いと思います。予防安全技術は、できるだけ低コストで早く普及が広まるよう、メーカーのさらなる努力に期待したいところです。

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